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黒い潮

監督:山村聰/渋谷シネマヴェーラ/★3(65点)本家

事件よりも「興味」に焦点を当てた生真面目な映画。
実際に起きた「下山事件」をベースに描いていますが、事件の謎に迫ることよりも、事件記者の生態を描いています。
いや、記者を通じて報道の姿勢を描いているのかもしれません。
いやいや、さらに進んで「興味=好奇の目」という“人間の本性”を描いているように思えます。

この映画を見る限り、山村聰は、本作の主人公同様、たいへん“真面目”な人だったと思うのです。いやまあ「必殺仕掛人」とかで役者の姿はさんざん見てるんですが。
そして、“映像”ではなく“役者”を活かすために映画を撮ってたと思うんです。
その結果(かどうか)、人間の描写はとても真摯だと思います。話も面白いしね。
でもねー、映画が“生真面目”なんすよねー。真面目すぎて面白みがない。

余談

ちなみにこの映画、助監督は鈴木清順(まだ清太郎)なんだよ、関係ないけど。
そういや脚本は、熊井啓の『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』と同じ菊島隆三だな。

(10.05.23 渋谷シネマヴェーラにて鑑賞)

(1954年 日活)


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