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ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲


監督:三池崇史/ユナイテットシネマとしまえん/
★1(20点)本家公式サイト

ん?新手のAVなのか?
最初から真面目に作る気が感じられない。
「パート2と言えば『帝国の逆襲』だよね」とか、「パート2と言えば未来のダークシティだよね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』とか」みたいな着想から、まるっきり冗談なんですよ。

そもそも前の『ゼブラーマン』の時点で、「哀川翔主演100本記念作」に華を添える三池&クドカン異色コラボという企画先行型だったのだ。
その時点で三池は「クドカンって知らないけど流行ってるらしいから」と言っていて、異色コラボが化学変化を起こしてはいなかったのだ。

そして今にして思えば、後に「『ヤッターマン』を撮るまでは死ねない」とまで言った「ドロンジョ様コスフェチ」三池は、その(この時点で)果たせぬ想いを鈴木京香のゼブラピンクのコスプレで控えめに昇華させた。
後に本当に深田恭子でドロンジョ様を存分にやり遂げたことで、その延長線上である仲里依紗ゼブラクイーンでは、もう寝るしかやることがなかったのだ。
(こうして考えると、三池はタヌキ顔にボンテージを着せるのが好きらしい。)
つまり、三池にとって、果たせぬ『ヤッターマン』への想いを他のマン(<何だ他のマンって)に託した前の『ゼブラーマン』だったが、実際に『ヤッターマン』をやってしまった今、もはや用のない、単なる頼まれ仕事にすぎなかったに違いない。
いやまあ、三池はいつでも頼まれ仕事なんだが。

それはクドカンも同様。だって最初から「誰だか知らないけど流行ってるらしいから」って依頼されてるんだぜ。
その後自らも監督作を手掛けるクドカンが、どうして今さら7年も昔の頼まれ仕事の続編を自ら進んで書きたいと思うだろう?

この映画を求めていたのは“作家”ではなく、金儲けを目論む企画側でしかない。
それを知ってか知らずか、三池&クドカンはこの映画を壊そうとしたのだ。
この映画全てを「冗談」で消化させたのだ。

あ、そう考えるとレベル高いかもしれない。

2010年5月1日公開(2010年 TBS=東映)

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