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オールド・ボーイ




監督:パク・チャヌク/新宿武蔵野館/
★5(90点)本家

超孫悟空
端的に言ってしまえば、釈迦の掌中を超えようともがく男の話なわけです。
15年監禁されたのは、孫悟空が悪さが高じて山に閉じ込められ頭に変な輪を付けられるのと同じなのです。あの変な輪の名前は知りませんけどね。だから酔って暴れたりしてたわけですよ、こじつけですけど。
そして、真相を探った結果、頭に付けられた輪が自分自身を締め上げ苦しめる、という物語なのです。頭の輪の名前は知らないんですけどね。あ、二度も書いちゃった。

この映画、底から這い上がる男の話なのですが、真相が明るみになるにつれ、坂道を転がるように(という表現は適切ではないけど)急速に展開していくのです。
そして特筆すべきは、マンガちっくな描写が多いこと(特に序盤)。
原作が日本のマンガだからということもあるかもしれませんが、そしてそれが意図したことかどうかは分かりませんが、マンガちっくなことが逆説的に効果を上げているのです。

つまり、マンガ的でない所に“リアル”があるんです。
その真髄が「痛み」なんです。
リアルに痛そうなんです。肉体も。精神も。

余談

つい自分も勘違いしちゃうんだけど、この年のカンヌ映画祭パルムドールは『華氏911』なんだよね。『オールド・ボーイ』は審査員特別グランプリ。

(2003年 韓国)

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