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復讐者に憐れみを




監督:パク・チャヌク/新宿武蔵野館/
★5(90点)本家

腐りかけの果実が美味いように、ギリギリの不快感が快感になる。ま、人によって尺度が違いますけど。もうねえ、こういうケレン大好きなんだ。
パク・チャヌクは(初期の)北野武に似ていると何かで読んだことがあるような気がしないでもない(<あやふやな記憶)。
おそらくその共通項は「静かな暴力」。両者とも本当に痛そうなんだよね。
だけど私は、塚本晋也に似ていると思うんです。
暴力的なこともさることながら、「特異な設定」の中で「感情の流れが自然」という点が共通してると思うんです。
え?自然じゃないって?

エレベーター内のシーンがあります。
「何があったんですか?」と野次馬に聞くことができない聾唖の主人公。
ある程度予測はしてるものの、それでも確認したいのが人情というもの。
涙を流す代わりに人知れず血を流しながら、精一杯できることは手を握ることなんですね。
とても優れたシーン。
それと絶品の「画面作り」。
階段を登るショット、水面から半分顔を出した少女。ワンショットにすごく力がある。

どうやら私は「画面」と「感情」が好物らしいです。
感情の中でも「憎悪」とか「悪意」とかね。あと血しぶきとかね。

日本公開2005年2月5日(2002年 韓国)

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