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スペル


監督:サム・ライミ/吉祥寺バウスシアター/
★3(60点)本家公式サイト

ブルース・キャンベルのいない『死霊のはらわた』なんて、クリープのないコーヒーみたいなもんだ(←例え古すぎ)
ある評論家は、「サム・ライミは正確な意味でのホラー映画を撮ったことはない。彼はアクション映画監督だ」と言っている。
なるほど、背筋が凍るような心理的恐怖という狭義の意味でのホラーは、自身では一度も撮ったことはないかもしれない。まあ、アクション・ホラーというジャンルかもしれないけどね。

時に「恐怖と笑いは紙一重」と言われることがある。突き抜けた恐怖は笑ってしまうと。
だが、サム・ライミは違う。初めから笑いを狙っている。だってバトルの最中の婆さんが入れ歯をはめ直すんだぜ。サイコーだな。まあ、アクション・ホラー・コメディーというジャンルかもしれないけどね。

東京では、公開2週間でほぼすべての公開映画館がレイトショー扱いに落とすか公開をやめる不人気で、「なぜこの面白さが世間に伝わらない!」と憤る気もなく、「いやまあ、そんなもんだよね」というのが正直な感想。楽しかったことは楽しかったんですけどね。

この映画に何が欠けているのだろう?と考えると、それは【ブルース・キャンベル】なのではないかと。いや、彼自身というよりもブルース・キャンベル精神と言うべきか。
一生懸命に馬鹿をやる。ふざけているんだか真面目なんだか分からない。そういうブルース・キャンベル精神が「アクション・ホラー・コメディー」というジャンルには必要なのではなかろうかと思うのです。

普通の人が読んだら「何を言ってるんだ?」というようなことを書きますけどね、真面目すぎなんですよ、この映画。

日本公開2009年11月6日(2009年 米)

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