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猟奇的な彼女

監督:クァク・ジョエン/渋谷シネパレス/★4(68点)gooDB

日本でリメイクするなら大阪が舞台か。もっともリメイクする意義はないけど。
「ブッ殺されたい?」

文字で見る分にはいいけど言葉にしたらやはりキツイ音だ。
ここは大阪弁か京都弁ではんなりと(河内弁は却下)。
ありていに言ってしまえばイメージは奥田K子女史。嗚呼、おKちゃんに殴られたい・・・といった俺の妄想は別としても、本作の発想の一端にこんな妄想もあったのではなかろうか?

学生運動などが最たる例だが、物質的な面は別として精神的な面における文化について、韓国は20年ほど日本から遅れていると思う。遅れているという言い方はまるで日本が優位に立っているようだから正しくない。まだ儒教思想が根深く残っているという言い方が正しいだろうか。

例えばこの映画においても、生まれ年と「タメ口」に関する口論がある。酒を飲むにしても年配者(両親)の前では横を向いて飲まなければならない。年配者に逆らってはいけない文化は日本よりもはるかに残っている。
それと同じくらい「女は従順であるべき」という思想は未だ根強くある国なのだ。

その韓国でこの映画が作られた意義は大きいし、センセーショナルを巻き起こしたのもうなずける。
そしてこれを笑って許せる国になったということも言えるだろう。

仮に日本でリメイクするにしても、YOUを筆頭に同系統のキャラクターがTV界で確立していることを考えれば、もはや制作する意義は薄い。これが一昔前であれば、例えばアジャ・コングのように「強い女」「男勝り」というだけでキャラが活きただろうが、今ではプラス「キュート」でなければならない。
残念ながら「男社会」の日本映画界はその好機を逸してしまった。
(「金」とか「スケール」の問題ならまだしも、「知恵」で日本映画が後塵を拝したことが口惜しい)

だからハリウッドがリメイクする意義などもっと無い。それとも女性版ドメスティック・バイオレンスにでもするつもりだろうか?

日本公開2003年1月25日(2001年韓国) 2時間2分


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