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踊る大捜査線 THE MOVIE2

監督:本広克行/新宿武蔵野館(2003.08.04鑑賞)/★3(45点)本家gooDB

世間が何を期待して大入り満員なのか皆目見当がつかないが、本広克行のやりたいことだけは手に取るように分かる。それをやり尽くした感じもあるし、テーマ的にもこれで完結した方がいい。(無理だろうけど)
あまり知られていないようだが、本広克行は『パトレイバー』ファンである。
「笑った」「感動した」なんて世間評はむしろ君塚良一の範疇で、監督がやりたいのはSATがバリバリ活躍する警察(軍隊)アクションなのである。

お台場封鎖(『パトレイバー』では戒厳令)、地図に無い地下坑道(『パトレイバー』では幻の地下鉄駅)、レインボーブリッジ封鎖(ベイブリッジ)、上層部との警察内の確執、新しい犯罪、発砲の許可が出ず仲間を見殺しにする、状況をテンポよく伝えるカット割と音声のつなぎ方(ニュース映像)、「この街は増殖している」といったような内容の台詞、果てはエンディングテロップでの進士似の眼鏡男が妊婦と写っている写真や湾岸署のCM(政府広報)に至るまで、細部はまるっきり『パトレイバー』だ。前作でもテレビシリーズでもその片鱗は見せていたが、まさかここまでやるとは。

これ以上、あと何をやりたいことがある?
SAT動かして橋越しにヘリが浮上して来る絵を撮れたらもう満足でしょ。
(その証拠にSATは出てきてもSITは出てこない。ちなみにSATは特殊急襲部隊で主にハイジャックなんかが担当。人質や誘拐は特殊捜査班=SITの担当。いずれにせよ対テロ要員であることにかわりはないが、果たしてこれがテロ事件だったか?)

テーマ的にもそうだ。
テレビシリーズから一貫してある「風通しのよい組織」「組織と個人」という面においても、本作で一応の決着がついてしまった。
これ以上、何をやる?

「カメダとか何とか」で映画館でたった一人声を出して大爆笑してしまった。
その前にすみれの机に『天国と地獄』と一緒にビデオがあるし。
ちなみに、かの映画で最初に事件が起きるのは蒲田操車場だったと記憶しています。

日本の誇る二大警察映画を出しちまって、これ以上何を出す?

余談
ところで監視システムの件はどうなったんだ?

2003年7月19日公開(2003年日)2時間18分


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