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家庭

監督:フランソワ・トリュフォー/渋谷ユーロスペース/★4(61点)

山田恭子の謎は総て一言で片付けられる。
何だよその着物の着かた!とか、何で提灯ぶら下げてんだよ!とか、日本文化に対する誤った認識はさておき、山田恭子嬢(京子かもしれないし今日子かもしれない。もしかすると耶麻駄かもしれないけど)は実に不可解である。

そもそも両親と会社見学に来たはずの彼女が何故パリで独立して住んでいるのか?しかも日本人のルームメイトまでいて。
二人で和服暮らし(時にボンテージ)でどうやって生計を立てているのか?
「日本人パブ」か何か怪しい商売でもしているのか?
アントワーヌと毎日会っているようだが(一緒に暮らしてるのか?)ルームメイトはどこに消えたのか?ホテルで会っているのだとしたら、どこからちゃぶ台が降って湧いたのか?
それより何よりこんな女のどこに魅力があったのか?
数々の疑問符が頭に浮かぶが、それも総てたった一言で片付いてしまうのだ。

「東洋の神秘」

まさにエキゾチック・ジャパン!時代は億千万の胸騒ぎなのである。会えない時間が愛育てるのさなのである(<何か混じっている)。

一つだけ真面目に。
実際には離れた「場所」にいる二人の「気持ち」の「距離」が近づく小道具としての電話の使い方は秀逸。もしかすると「電話」という小道具を本質的な意味で見事に使った稀なケースかもしれない。

余談
この日本人女優、松本弘子さんといって、東洋人初パリコレ出演の花形モデルだったそうです。
本当に偶然ですが、私がこの映画を観た2003年6月20日に67歳で亡くなられたそうです。合掌。

(1970年仏)1時間35分


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