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僕のスウィング

監督:トニー・ガトリフ/渋谷シネマライズ/★4(67点)

音楽だけでお腹いっぱいだが、基本は「黒い瞳」のお題話。パーツ美人福笑い映画。
自らもロマ(ジプシー)の血を引き、ロマ民族を描き続けるトニー・ガトリフ。
前々から興味はあったのだが、なぜか縁遠く本作が初めての鑑賞。

いや、もう、マヌーシュ・スウィング(ジプシー・ジャズ)だけで満腹です
(ちなみに映画館では公開2週目にしてサントラCDは売り切れてました)。
森の中を駆け抜ける二人など瑞々しい感覚も素晴らしい。
個人的に好きなのは自室のベッドで主人公が悶える(暴れる)シーン。
音楽の高揚感と芽生え始めた恋心が彼の身体を動かすのだ。いつの時代どこの世界でも青春は悶えるものなのだ。

そういった部分部分は見事なのだが、全体としては話がとっちらかっているというか投げ出しているような印象を受ける。
これを私は「パーツ美人福笑い」映画と呼ぶ。

監督が描きたいのは失われゆくロマ文化だ。迫害の歴史は、陽気だがどこかもの悲しいジプシー音楽と重なる。
そして皆が去り、残される者がジプシーであるというのもどこか皮肉だ。

日本公開2003年1月18日(2002年仏)1時間30分


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