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昼下りの情事




監督:ビリー・ワイルダー/BS(再鑑賞)/★5(100点)本家

オードリーの映画で最も好き。髪形が変だけどな。(たぶん7年ぶり何度目かの再鑑賞でコメント全面変更)
どうやら7年ぶりの再鑑賞。その時に「再鑑賞」とこのシネスケのコメントに書いていたんだから、一体何年シネスケに書いてるんだ?あ、これ書いてるのは2009年5月ね。「オードリー」って言うと「春日」ってご時世だけど、あくまでオードリーと言えばオードリー・ヘプバーンのことだから。

なにせビリー・ワイルダー好きなもんだから、このユルさと強引さがたまらんね。
1950年代の映画は上品だったね。
2009年に観るとね、むしろ前衛的にすら感じるよ。

で、20数年前の初鑑賞時に友人と話していたことなんだけど、この映画に於ける男優との年齢差について。
いや、この映画さ、プレイボーイと純情娘という構図だからその年齢差がひどく大きいように思えるけど、実はオードリーの映画って男優と年齢差が大きいのが多いんだよね。

『ローマの休日』グレゴリー・ペックとの年齢差はむしろ少ない方で13歳差。
『サブリナ』ボギーとは30歳差。
『戦争と平和』ヘンリー・フォンダ24歳差。
『昼下がりの情事』ゲーリー・クーパー28歳差。
『パリの恋人』アステアとは30歳差。
少し飛んで『シャレード』ケーリー・グラント25歳差。
『マイ・フェア・レディ』だって教授と町娘の話なわけでしょう。

これは何だろう?って話ですよ。

あくまで推測だけど、「清楚」「可憐」を売りにしたオードリー(20歳台半ばからブレイク)、「幼さ」を強調するために年配の男優との共演が多かったのではなかろうか説が一つ。

あくまで推測だけど、オードリーに限らずモンローだって年配との共演が多かったぜ、この時期客の呼べる若い男優がいなかったんじゃねーの説が一つ。

何が正解か分かりませんがね。
今思えば、「オードリーが大物と共演」ってのが集客の大きな要因だったのかもしれない。
そう考えると、もしかするとこの映画、「まずキャスティングありき」の企画だったのかもしれない。

そういう「アイドル映画」の視点で改めて見直すとね、うん、それでも面白いや。

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(以下、以前のコメント)
BS放映により久しぶりに再観。さらに評価上がる・・・と書きたいがこれ以上点数がない。

いくつか再発見。

広げた風呂敷(伏線等々)が最後一点に収束するという、こういった見事な完結型の映画って、最近少ないなあ。一見まとまりの無いエピソードに共通して流れるテーマを読み取るのが最近の流行り?(特にアート系の映画に多いようだが)。でも、こういう完結型の方が作るのは難しかったりする。

ワイルダーのコメディーは、いつもストーリーラインが強引。そこも笑える要因の一つ。淀川長治先生曰く、ルビッチを祖とするこの路線の正当な後継者はウディ・アレンだそうだ。最近のマイブーム『アメリ』もこの路線の一つであったことに気づく。

滑らかな語り口、爽やかな話、テンドン(繰り返しや忘れた頃にもう一度出てくるギャグのこと)の上手さ、ずれた会話、完璧なラブコメ。

オードリーもキュート。髪形が変だけどな。

(1957年 MGM)

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