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おしゃれ泥棒




監督:ウィリアム・ワイラー/BS(再鑑賞)/★3(50点)本家

若い頃観た時の記憶じゃ、たいしたことない映画だと思っていたのだが・・・
歳くってから観てみたら、本当にたいしたことない映画だった。

20数年ぶりの再鑑賞。
改めて思うけど、ウィリアム・ワイラーのピークは50年代だったんじゃないかと思う。
『ベン・ハー』で精も根もつき果てたんじゃなかろうか。いやまあ、『コレクター』とか嫌いじゃないんですが。

だいたいさあ、劇中、オードリーにヒッチコックの本を読ませて、ヒッチ風映画だよってジャブを打つでしょ。
どうしてだか忘れてしまったんだけど、オードリーとヒッチコックは縁が無かったのね。
企画はあったらしいんだけど、たしかオードリー側が拒否したんじゃなかったっけなあ。
そんで「失敗した。ヒッチ映画に出るんだった」とオードリー側が思ったかどうか知らないけど、その後『シャレード』『暗くなるまで待って』とヒッチコック風サスペンス映画を作ることになる。『おしゃれ泥棒』もその部類の一つ。
ところが、この映画1966年でしょ。ヒッチ先生は60年代に入り、『サイコ』『鳥』といった別次元に既に進んでしまっていたんだな。

要するに、ヒッチ先生の路線から見ても、ワイラーのキャリアから言っても、この当時でも「時代遅れ」の一品だったように思えるのです。
時代遅れは言い過ぎだな。
後世に残るような先進性の無い、消費の対象のレベルの作品、というのが正確かもしれない。
オードリー、ワイラーの名前じゃなかったら、たぶん残ってないレベルの映画だと思う。

それでも3点を付けた理由を一つ。20数年ぶりの鑑賞で大きく変化した感想。

この映画のオードリーは、30歳台半ばだと思う。
自分が20歳の頃に観た時は「老けたオードリーが無理して若作りしてる」印象が強かったのだが、40歳になった今「30歳半ばのオードリーも色っぽくていいじゃん」と思った。マジで。

(1966年 米)

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