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銭ゲバ 最終回




日テレ・土9連ドラ/脚本:岡田惠和
公式サイト

テレビの限界
今シーズン最後まで見続けた数少ないドラマの一つ。岡田惠和脚本でなければ途中で挫折していたかもしれない。

このドス黒い話の中、やっと希望めいた光を見せる最終回はつい涙が出そうになるのだが、それは「あったかもしれない幸せな過去」というパラレルワールドが、蒲郡風太郎だけでなく、彼が奪った「本当にあった幸せ」を想起させるからかもしれない。
これは2時間の映画ではできない、長い時間付き合わされる連ドラのなせる技とも言える。

しかしその一方で、テレビ(放送コード)の限界も感じてしまう。

このパラレルワールドは、それまでのドス黒い展開の反動で、その振り幅が大きければ大きいほど良いはずだ。
だがこのドス黒い話は、テレビで放映できる程度に薄められた描写しかされずにここまできた。
黒沢清がカナヅチで頭を殴り殺す様をワンカットで撮るような、衝撃的に嫌なものを我々の脳裏に焼き付けることによって、初めて「あったかもしれない幸せ」の描写が活きるのだ。
そういった意味では映画向きの題材だったかもしれない。

だって、そんな嫌なもの、視聴率とれないよ。
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