August 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

トロピック・サンダー/史上最低の作戦




監督:ベン・スティラー/新宿バルト9 シアター4/★4(82点)
本家公式サイト

俺がアカデミー会員なら・・・
・・・間違いなく助演男優賞トム・クルーズに一票投じてる。

素直に巧いと思う。
「誘惑してねじ伏せろ!」の頃より腕を上げている。
俺もトム兄と呼びたいと思った。俺も、ってどういうことだよ。

トム兄のすごい所は、自分がどう見えてるか分かっている点にあると思う。
三谷幸喜が沢口靖子をコメディエンヌとして開花させた時、クドカンが『木更津キャッツアイ』で薬師丸ひろ子を起用した時、彼女達は何故自分が笑われているのか分かっていなかったように思う。おそらく『オーシャンズ12』のブルース・ウィリスも分かってないだろう。
だがトム兄は違う。
「俺がやるから面白いんだ!」という自身に満ちあふれている。
これは通常の主演作品でも同様。
「俺がやるからカッコイイんだ!」

ちなみに、ベン・スティラーは本作のトム・クルーズをこう評している。
「彼はやっと本当の自分をさらけ出したんだ。ヅラをはずしてね。」

閑話休題(というか、さらに無駄話)

数々笑わせてもらったのですが、声出して笑っちゃった一つ。
大道具の彼が言うわけですよ。仕事で指を失ったとかいうくだり。
『ドライビング Miss デイジー』でどこをどうしたら指吹っ飛ばすのさ。

興味深いと思ったのは、最近観た『僕らのミライへ逆回転』でも『ドライビング Miss デイジー』が取り上げられてるんです。
もしかすると、日本人の我々が考えているよりはるかにアメリカでは知名度の高い映画なのかもしれません。
単にネタにしやすい映画なのかもしれませんがね、ユダヤ人と黒人の話だから。あるいはそんなネタがアカデミー作品賞獲ったことがアメリカにとって衝撃的な出来事だったのかもしれません。

そう考えると、いや、そう考えるまでもなく、この映画、数々のアカデミー映画を口にします。言葉に出さずとも『プラトーン』まで引っ張りだす。ラストはもちろん、手作りのオスカー像など、確実にアカデミー賞を意識している。
絶対獲れない映画なのに。
その根性も面白い。
ま、役者を題材にしたメタ映画としては当然の帰結かもしれませんが。

そういや、トム兄も受賞ないよね。ゴールデングローブ賞はあるのかな?
ラズベリー賞はたしかあるよ。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』。

日本公開2008年11月22日公開(2008年 米(ドリームワークス))

comments

   

trackback

pagetop