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ハッピーフライト




監督:矢口史靖/新宿バルト9/★5(92点)
本家公式サイト

航空マニア垂涎の群像劇。こんな映画が観たかった。興奮した。もっとも私は航空マニアじゃないんですけどね。
いきなりネタバレ的なこと書きますが、たぶんCGなんだけど、滑走路突っ込む時に横風でテールが流れるんですよ。興奮する。
本当は横風対応用の滑走路があるはずなんだけど、東から入るには台風のど真ん中だったのかな。西から入るのは米軍の空域通らにゃならんので手続きが面倒らしい。空域は沖縄が面白くて米軍の空域が多くて民間機が通れるところが複雑なのね。それならもっと興奮した。
いや、私は航空マニアじゃないから。

ただ、こういう群像劇は好き。
それもグランドホテル形式じゃなくて、一つの出来事を複数のチームが協力し合う緊迫した状況。そうさな、名付けるなら『新幹線大爆破』形式。興奮する。緊急着陸なんて最も興奮するパターン。

ドラマツルギーとしては、Uターンして出発地に戻らなきゃいけない。
なぜかって?
だって、送り出した時の人間と迎える時の人間が同じじゃなきゃドラマにならないじゃない。
それに、旋回する時のコップの水の傾きとか、窓から差し込む日差しが動いていく様なんて映画的じゃない。

細かいこと言っちゃうとさ、羽田発のホノルル便?とかさ、緊急着陸時は正規の飛行機をどかす作業で管制塔は大わらわじゃない?とかさ、あるわけですよ。空の便は過密だからね。あと、離着陸時の管制と飛んでる最中の航空路管制は担当が違うはずなんだ。高度だって勝手に変えちゃいけないんだよ、ニアミスしちゃうから。
でも、知らないこともいろいろ分かって面白かった。
例えば、管制塔とコントロールセンターとの関係って今までイマイチ分からなかったんだよね、調べたことあるんだけど。機長がエマージェンシー出した場合、それをどこが許可するのか、とか。現役管制官に問い合わせたことあるよ(<なんで?)。
いや、私は航空マニアじゃないから。

映画は、『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』路線の「ドジっ子達が巻き起こすスチャラカ・コメディー」的な宣伝がされていますが、必ずしもそうじゃないと思うんです。
アバンタイトルのエピソードは「いつもの矢口節」ではあるのですが、タイトルバックの風景は映画的な「情景」で、「矢口史靖ってこんなに巧かったか?」とさえ思いましたよ。

つーか、矢口史靖、実は航空マニアじゃね?
私は違うけどさ。あ、でも『パトレイバー2』の「キル・ワイバーン」とか、超興奮する。

2008年11月15日公開(2008年 フジテレビジョン・アルタミラピクチャーズ・東宝・電通)

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