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モンスーン・ウェディング




監督:ミーラー・ナーイル/CS(再鑑賞→)/★4(80点)本家

女性監督らしい視点で描かれる4日間。ん?5日間か?グランドホテル形式の教科書。いや、教科書は『グランドホテル』なんだけどさ。
公開当時映画館で鑑賞。それから6年を経てケーブルテレビでやってて、つい鑑賞。

これねえ、結構好きなの。
話自体は安いテレビドラマみたいな内容なんだけど、撮影のセンス、編集のセンス、音楽のセンス、ぜんぶツボ。あと、インド美人たちも。

改めて観るとよく出来た群衆劇で、「結婚式」というステージに一同が集まり、その「短期間の出会いと別れ」のステージ上で、様々な人間模様が交錯する。
その人間模様の内容自体は先に述べた通り安いテレビドラマ的ではあるんですけど、描き方は秀逸。

数日の間、式が近づくにつれ様々な人々の気持ちが苛立ち、心がささくれ立ってくるんですね。
特別大きな事件が人々を巻き込むわけではなく、(映画的には)小さな出来事の積み重ねで生じた個々人の「気持ちの揺れ」が、映画全体として起承転結の「転」になっている。

そして「結」はもちろん結婚式。
正確には前夜のパーティーから当日の式典の間ということになるのですが、結婚式のために集まった人々の群像劇が結婚式で決着する、実に正しく見事なドラマツルギー。
ほんと、オプションの防水加工が役立ってよかったよ。

まあ、よく歌って踊るわ、という陽気さは国民性なんでしょうが、全編を通じて感じられる前向きな印象は女性としての監督の視点なのかもしれません。
生活層や欧米の影響なども、実に細やかな視点で社会を見ているなあ、と思うのです。

日本公開2002年8月17日(2001年 インド=米=仏=伊)

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