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コッポラの胡蝶の夢




監督:フランシス・F・コッポラ/渋谷シアターTUTAYA/★3(60点)本家公式サイト

「コッポラだから」の映画。もしこれが遺作になったら神がかってたとしか言いようがない。
「コッポラよ、これ以上駄作を増やさんうちに早く死んでくれ」というのが私のコッポラ評なのだが、「つまらん映画撮ってる監督死ね!」と読み取られてお叱りを受けたことがあるから、誤解のないよう丁寧に書くね。
これ以上駄作を作り続けて生ける伝説フランシス・フォード・コッポラの名を汚さないでくださいな。

つーてもまだ70歳くらいだよな。死にそうだという話も聞かないのでまだまだ映画を撮るだろうけど、本作は見方によっては遺言にも見える。

一言でいうなら、コッポラの「人生が二度あれば」。

そう言っちゃうと『ペギー・スーの結婚』でも同じじゃないって話なんだが、本作は俄然、老人の妄想談、願望談なんです。
要するに、コッポラ自身が「まだ結果出せてない。もう少しやり残した仕事あんのよ。」「もう一回やり直せたら二度と同じ過ちしないんだけどな。」と言ってる映画。
一度主人公にコッポラを重ねたらコッポラの独白映画にしか見えない。
「コッポラだから」観に行った映画で「コッポラだから」理解できる映画。

ただ、決してつまらなかったわけでもないし、言ってることは壮大で思想的には深いんだけど、映画としては底が浅い気がする。
ストーリー上に描かれていること以外に読み取るべき物語が見当たらない。

ハスミンが「これはコッポラのゴダールやるよ宣言だ」と言ってるそうで。
天下の蓮見大先生に私ごときがもの申すのは恐れ多いんですが、ゴダールは逆じゃない?
画面遊びや言葉遊び等映画としては読み解きがいのある深さがあるけど、言ってることはたいした内容じゃないでしょ、ゴダールって。

日本公開2008年8月30日(2007年 米=独=伊=仏=ルーマニア)

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